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お子さまのお名前を呼び、「こんにちは」から診察を始めます
「○○君こんにちは」と話しかけることから始め、診察中に協力してくれたことをたくさん褒める診療です。手作りのプリントを使って丁寧に説明し、おうちに帰ったあとに確認できるようにお渡ししています。
分かりやすく説明するための工夫
病気や治療に関する手作りのプリントを渡して説明します。
診察中にお子さまがぐずることもあるので、親御さまが私の説明に集中できていないことも多く見られます。
そのため、病気やお薬の扱い方などをまとめた手作りのプリントを使って、分かりやすく説明するように心がけており、おうちに帰った後にも確認できるように診察後にお渡ししています。また、検査結果についても、時間外に救急外来を受診した時や、園の先生の説明時に役立てるよう、お渡ししております。また、アトピー性皮膚炎の方に対しては、必要に応じて、実際に軟膏を用いて、保護者の方が正しく塗れているかを確認させていただいております。
お渡ししたプリントや説明した内容で不明な点や不安なことがあれば、遠慮なくご質問ください。ご理解いただけるまでていねいに説明いたします。
お子さまを診療する上での配慮
診療に協力してくれたことをいっぱい褒めるよう心がけています。
診療は「○○君こんにちは」と、お子さまにごあいさつするところから始めます。診療中はお子さまを怖がらせないよう、例えば聴診器をあてる前には「もしもしするよ」というように、次に何をするのかを伝えてから行います。また、動くおもちゃで気を紛らせながら診療する場合もあります。
心音を聞かせてくれた、口の中を見せてくれた、泣かずに注射ができたなど、お子さまが協力してくれたことを、「上手にもしもしできたね。先生、助かっちゃった。」といった感じで、たくさん褒めるよう心がけています。診察を通じて、お子さまが心を開いたり、自信をつけてくれたりすると嬉しく思います。
発達障害の診療について
お子さまと親御さまの負担を軽減できるようにアドバイスいたします。
「こだわりが強い」「かんしゃくを起こす」「集団行動が苦手」など、発達障害のお子さまの特性が親御さまを悩ませていることも多く見られます。例えば、自閉スペクトラム症のお子さまは、学校の先生が授業中に、クラス全員に対して、「この問題を問いてください」と言った時に、自分もその中に含まれることが認識できていない場合があります。
発達障害のお子さまと接するには、たくさんほめることと、「どのようなことに困っているか」「こういうときに何を思っているか」を分析することが大切です。私自身のこれまでの経験も交えながら接し方をアドバイスし、親御さまの負担も軽減できればと思っています。なお、周りの大人が声のかけ方を変えたらお子さまのかんしゃくが減ったというケースもあります。
今後力を入れていきたい診療について
これからも、発達障害の診療に力を注いでいきたいです。
診療を通じて、保護者の方がお子さまに肯定的な気持ちを持って接することができるように、お子さまは自己肯定感を持てるように支援していきたいと思います。
また、地域の教育、行政、福祉、親の会の方たちとつながり、全ての人が暮らしや
すい地域を作ることを目指しております。