2017/03/01
健康な皮膚は表面に皮脂膜があって外部からの病原体やアレルゲンの侵入を防ぎます。しかし、この皮膚のバリアーが、冬の乾燥などにより阻害されると、外部からの異物の侵入により炎症をきたし、湿疹やかゆみを生じます。それだけでなく、特に乳児ではバリアー機能の低下した皮膚に食物(食べかすなど)が接触することにより、食物アレルギーが発症する可能性についても指摘されています。
低下した皮膚のバリアー機能を改善するには、スキンケアが重要です。入浴は石鹸を使用し、お母さまの手のひらで洗いましょう(化学繊維は皮膚を傷つける可能性があります)それから石鹸が残らないようにすすぎ、やさしく拭いたら乾燥しないうちに保湿剤などを塗りましょう。